京都にもお食事をする所がたくさんある中で、コスパがいい居酒屋・飲み屋はたくさんあります。
今回はそんなコスパのいい飲み屋の中でも、昼と夜で違った顔を持つ立ち飲み屋「井倉材木」をご紹介します。
昼は材木屋、夕方になると立ち飲み屋に華麗に変身する井倉材木はおおよそ京都っぽさがない外観ですが、提供する料理はさすが京都!とうなずきたくなるようなものばかり。
京都らしく手の込んだ料理は目で楽しみ、舌で味わう内容のメニューを取り揃えていながらコスパがいいと感激したくなるお店なので、ぜひ行ってみてください。
昼間は材木屋、夜は立ち飲み屋
聞くところによると、先代がなくなり店主が材木屋を引き継いだようですが、ご自身の夢も叶えたいと夜の部で立ち飲み屋を立ち上げたそうです。
お店は材木店のスペースを借りて改装したので、おおよそ京都らしい雰囲気からかけ離れた場所ですが、「京都府警本部」もしくは「京都府庁」の裏道「下長者町通」にあります。
その京都府警本部の裏道に、「酒」と書いた白のれんと白い提灯が揺らめいているので比較的わかりやすい。
夕方になると改装した店舗の隣のスペース(材木置き場)にビールケースを積み上げて板を渡した簡易テーブルを設えてオープン!
混んでくるとこの簡易テーブルが役に立つんです。
ここで飲むと木の香りがぷ~んと漂ってきて、粋な気分になってもう1杯!と言ってしまうほどに浸れます。
のん兵衛をうならせる一品たち
飲み屋を作るのが夢だったというだけあって、店主が作る料理はのん兵衛の気持ちが良くわかる肴(アテ)が勢揃い。
季節毎に素材を活かした料理がバツグンに仕入れる材料を使って出される料理が丁寧で呑兵衛の心をわしづかみするような手の込んだ一品ばかりなんです。
なによりも驚くのはその料理の多さ。
そしておすすめではなく「ドススメ」と表記された日替わりのメニューもかなりの量に再度ビックリ。
とても立ち飲みとは思えない内容でありながらコスパがいいメニューばかり、店主が飲み屋をやりたかったと言うのが良くわかるラインナップなんです。
そして店内のカウンターに陣取れば、店主が料理しているのを目の当たりにできるので楽しさが2倍にもなるお店です。
料理の手際が良くて、見ていて飽きない包丁裁きが見られるので特等席とも言えますね。
ぜひ訪れてほしい時期は初夏と冬。
初夏には目の前で鱧の骨切りから金串刺し、そして外の炭焼き台で焼いて提供してくれる。
鱧の焼霜造りは美味さ凝縮!という絶品です。
そして冬にはコッペ蟹をぜひオーダーしてほしい一品です。
その姿かたちには度肝を抜かれるほどの美しさ、そして美味さバツグンの蟹が食べられるのだから店主の並々ならぬ思い入れが分かる代物です。
そのほか冬場のぶりのタタキや雲子がホント美味しくて、涙が出そうになりました。
いつ行っても美味しいものを提供してくれる、そんなコスパのいい京都の立ち飲み屋さんが待っててくれてますよ。
「酒場 井倉材木」
〒602-8041 京都府京都市上京区薮之内町77−1 井倉木材
電話番号 090-9848-0995
公式サイトはこちら
さいごに
今回は京都の中でもコスパのいい立ち飲み屋を紹介しました。
立ち飲み屋ですが材木屋の軒を借りて立ち飲み屋を開くところが京都らしくていいですね。
木の匂いを嗅ぎながら頂くポンシュは格別なんですよ。
ぜひ足を運んでみてください。
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